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ワクチン情報
二種混合(DT)ワクチン
- 2023-05-07
二種混合(DT)ワクチンについて
ワクチンの効果
二種混合(ジフテリア破傷風混合トキソイド、DT)ワクチンはジフテリアと破傷風の発症を予防するのが目的です。
ジフテリアと破傷風の第1期の予防接種として四種混合(DPT-IPV)ワクチンまたは三種混合(DPT)ワクチンを接種した人に第2期の予防接種として1回接種します。
第1期の予防注射は0〜1歳時に接種しますが、最後に接種してから10年程度で効果が弱まるため、このDTワクチンは11歳時に接種することが望ましいとされています。
ジフテリアと破傷風の第1期の予防接種として四種混合(DPT-IPV)ワクチンまたは三種混合(DPT)ワクチンを接種した人に第2期の予防接種として1回接種します。
第1期の予防注射は0〜1歳時に接種しますが、最後に接種してから10年程度で効果が弱まるため、このDTワクチンは11歳時に接種することが望ましいとされています。
どんな人にお勧め?
11歳時にすべての子どもたちにお勧めします。
ただし、二種混合(DT)ワクチンには百日咳に対する効果はありません。百日咳の免疫効果は4-12年で低下するため、定期接種の2種混合(DT)ワクチンの代わりに百日咳含有ワクチン(三種混合(DPT;トリビック®️またはTdap)ワクチンを10歳以降に追加接種すると、百日咳の抗体が再度上昇し、百日咳感染の予防にもつながります。実際、諸外国では学童期以降に百日咳含有ワクチンが定期接種として含まれています1)。2018年に販売が再開されたトリビック®️は、11−12歳に対する接種も添付文書上認められています。ただし、任意接種となるため接種希望の場合は取り扱いのある医療機関にご相談下さい。
※百日咳についてはこちらを
百日咳に対する免疫については、三種混合(DPT)ワクチンやTdapもご参照ください。
ただし、二種混合(DT)ワクチンには百日咳に対する効果はありません。百日咳の免疫効果は4-12年で低下するため、定期接種の2種混合(DT)ワクチンの代わりに百日咳含有ワクチン(三種混合(DPT;トリビック®️またはTdap)ワクチンを10歳以降に追加接種すると、百日咳の抗体が再度上昇し、百日咳感染の予防にもつながります。実際、諸外国では学童期以降に百日咳含有ワクチンが定期接種として含まれています1)。2018年に販売が再開されたトリビック®️は、11−12歳に対する接種も添付文書上認められています。ただし、任意接種となるため接種希望の場合は取り扱いのある医療機関にご相談下さい。
※百日咳についてはこちらを
百日咳に対する免疫については、三種混合(DPT)ワクチンやTdapもご参照ください。
接種スケジュール作成のポイント
11歳-13歳未満時の1回の追加接種後、何年毎に接種すべきかの推奨は日本ではまだはっきりしていません。米国では10年毎にTd(破傷風ジフテリア)ワクチンの接種が推奨されており、そのうち1回は百日咳含有ワクチン(Tdap)にすることが強く推奨されています2)。
ワクチンの副反応
ワクチン接種による一般的な副反応以外に、二種混合(DT)ワクチンに特異的な副反応報告はありません。
ワクチンの禁忌
二種混合(DT)ワクチンによる強いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある場合以外に禁忌はありません。
参考文献・サイト
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