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お知らせ

風しん対策と風しん第5期定期接種について

  • 2019年06月15日掲載
  • ワクチン情報

     昨年から、風しんが流行しています。
    2018年は、12月30日までに2,917例、そのうち、2,857例は7月23日以降でした。
    2019年は、6月9日までに1,718例の報告があり、流行が続いています。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性です。


     妊娠中の女性(特に妊娠20週頃まで)が風しんに感染すると、先天性風しん症候群(CRS)の子どもが生まれる可能性があります。昨年からの流行で、現在3人のCRSのお子さんが生まれました。風疹の流行がなければ防げたことです。


     風しんはワクチンを2回接種していれば、感染することはほとんどありませんので、最も効果的な対策は、風しんに対する抵抗力がない方へのワクチン接種です。

     
     定期接種では、「1979(昭和54)年4月1日までに生まれた男性(39歳以上)」「1962(昭和37)年4月1日までに生まれた女性(56歳以上)」は、ワクチンの接種を受けていません。「1990(平成2)年4月1日までに生まれた男女(28歳以上)」は、ワクチンの接種を1回しか受けていません。

     定期接種として2回接種していない世代の方は、合計2回以上のワクチン接種を行うことが必要です。また、定期接種があっても、ワクチンを打ちそんじている人もいます。


    【風しん第5期】

     厚生労働省は、これまで風しんの定期接種をうける機会がなかった1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性に対して、抗体検査で抗体価の低い人を対象に、予防接種法に基づいた風しんの第5期の定期接種を開始しました。

     対象の男性は、2022年3月末までの間、市区町村により送付されるクーポン券を使用すれば、原則無料で抗体検査及び定期接種を受けられます。


     2019年度は、1972年(昭和47)年4月2日〜1979年(昭和54)年4月1日生まれの男性に対して、市区町村がクーポン券を送付します。しかし2019年度にクーポン券が送付されない対象者も、市区町村に連絡すればクーポン券を受取り、抗体検査を受けられます。

     自治体により事業の開始時期や対応が異なりますので、詳細はお住まいの市区町村にお問い合わせください。

     
     また、この風しん第5期の対象者以外にも、上述の通り、ワクチンを2回接種していない方は合計2回以上のワクチン接種を行うことが必要です。

    20〜30代の男女ともに風しんの感染報告がありますので、風しん第5期の対象者でなくても、風しんのワクチン接種が2回に達していなければ、あなたは風しんにかかる可能性がありますし、そして誰かの赤ちゃんを知らずにCRSにする可能性があります。


     もしあなたのワクチン接種回数が不足していたら、ワクチンを打ちましょう。

    母子手帳で確認ができなかったら、ワクチンを打っておらず感染する可能性がありますので、ワクチンを打ちましょう。


     生年月日によって、過去の風しんワクチンの定期接種の回数が異なっています。

    【風しん流行】風しんワクチンを2回接種していますか(2018.08.30) のページに過去の定期接種の回数の表がありますので、ご参照ください。

    注)風しんワクチンは「麻しん風しん混合ワクチン(MR)」、「風しんワクチン」です。
      風しん第5期で接種するワクチンは「麻しん風しん混合ワクチン(MR)」です。



    1. 風しんの追加的対策特設ページ

    2. リーフレット 1)風しん第5期

             2)体調不良の時はムリしないで

             3)妊娠を希望する女性、妊婦とそのご家族へ

             4)職場は風しん予防対策をしてますか

    3. 風しんについて

    4. 風疹 発生動向調査 2019年第23週(2019/6/12現在)