お知らせ
インフルエンザワクチンを接種しましょう!
- 2020-10-19
- お知らせ
インフルエンザワクチンを接種しましょう!
今年は新型コロナウイルス感染症が世界的な問題となっていますが、これから寒い季節になると、インフルエンザとの同時流行が懸念されています。インフルエンザはワクチン接種による予防が可能ですので、ぜひ接種するようにして下さい。
<インフルエンザワクチンの効果>
インフルエンザワクチンを接種することで、インフルエンザにかからないためだけでなく、かかっても軽症で済んだり、合併症(肺炎、インフルエンザ脳症など)をきたすリスクを減らす効果が期待できます。
具体的には、65歳以上の高齢者について34−55%の発症を阻止し、82%の死亡を阻止する効果が認められており、6歳未満を対象とした研究では、50-60%の発症予防効果があると報告されています1)。
<集団免疫の効果>
「ワクチンを接種してもインフルエンザにかかった」「自分はかかったことがないから打たなくても良い」と思う方もいらっしゃるかもしれません。上記のように、接種した方に対してのワクチンの発症予防効果はそれほど高いものではありませんので、インフルエンザの流行時期には、ワクチン接種をしていてもかかってしまうことがあります(重症化のリスクは低くなります)。
ある集団(地域)において、皆がワクチン接種をしていない場合には、その集団はインフルエンザが流行しやすくなるため、ワクチン接種をしていてもインフルエンザにかかってしまう可能性が高くなります。しかし、皆がワクチン接種をしている場合には、その集団ではインフルエンザは流行しにくくなり、ワクチン接種をするとかかる可能性が低くなります。これを集団免疫と言い、ワクチンの効果をより高める方法です。
あなたやあなたの家族がワクチンを接種することが、友達や同僚、地域の高齢者や乳幼児など周りの人を守る優しさになります。
新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時流行した場合には、例年と比べて発熱者の診断や治療が難しくなると考えられます。残念ながら、新型コロナウイルス感染症は今のところ接種できるワクチンがありません。地域でのインフルエンザ流行を最小限に食い止めるためにも、皆でインフルエンザワクチンを接種しましょう。
*接種回数などについては、当サイト“インフルエンザワクチンについて"をご参照ください
<参照サイト>
1)予防接種に関するQ&A集 日本ワクチン産業協会
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