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お知らせ

インフルエンザ流行中!〜インフルエンザワクチンを接種しましょう〜

  • 2019年12月29日掲載
  • ワクチン情報

    今季はインフルエンザの早い流行が見られており、週毎の患者報告数は過去5年間と比較してもかなり多い(+3.0 SD)状況です。周りの学校が学級閉鎖している地域も多くなってきたのではないでしょうか。

    <インフルエンザワクチンの効果>
    インフルエンザワクチンを接種することで、インフルエンザにかからない(罹患しない)ためだけでなく、かかっても(罹患しても)軽症で済んだり、合併症(肺炎、インフルエンザ脳症など)をきたすリスクを減らしたりする効果が期待できます。

    <具体的な効果>
    ・65歳以上の高齢者
    ワクチンを接種せずにインフルエンザにかかった人が100人いたとすると、
    ワクチンを接種してインフルエンザにかかるのは、半分以下の45人に減ります。
    また、ワクチンを接種せずにインフルエンザにかかって死亡する人が100人いたとすると、
    ワクチンを接種した場合の死亡者は18人に減ります5)

    ・ 小児(6歳未満)(2017/2018シーズンの報告)
    ワクチンを接種せずにインフルエンザにかかった人が10人いたとすると、ワクチンを接種してインフルエンザにかかったのは4人でした。
    つまり、ワクチン接種をした人10人のうち、6人はワクチンを接種をしたため発症しませんでした6)

    ワクチンを接種してもどうせ毎年かかるから・・ 
    とインフルエンザワクチンを接種しない方もいると思います。
    しかし、ワクチンを打っていれば、あなたが感染しても症状が軽くすみます。
    また、ワクチンを打っていれば人にうつしにくくなります。あなたが知らないうちに接触した高齢者や乳幼児などの免疫が弱い人に感染させてしまい、その方たちが重症になる可能性を減らせます。
    あなたやあなたの家族がワクチンを接種することが、友達や同僚などの周りの人を守る優しさになります。

    <今からでも遅くない>
    毎年1-2月に流行のピークがみられます。
    接種してから感染予防効果が期待できるまでに2週間ほどかかります(小児は年齢によって接種回数や接種量が異なります)。
    ワクチンをまだ接種していない方は、今からでも是非、接種をお勧めします。

    <参照サイト>
    1)インフルエンザワクチンいついて
    2)インフルエンザについて
    3)IDWR 2019年<注目すべき感染症>インフルエンザ
    4)インフルエンザ流行レベルマップ
    5)厚生科学研究 総合研究報告書(平成 9 年~11 年度)「インフルエンザワクチンの効果に関する研究」
    6)厚生労働科学研究成果データベース. 小児におけるインフルエンザワクチンの有効性モニタリング