イメージ

お知らせ

HPVワクチンの定期接種 9月中に接種を始めましょう

  • 2020年09月10日掲載
  • ワクチン情報

    〜まだ接種し始めていない定期接種対象者(高校1年生)は、1回目の接種を9月中に始めましょう〜

     

    HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは、子宮頸がんの前癌病変を予防する定期接種のワクチンです。

     

    定期接種(自己負担なし)の対象者は、小学校6年生から高校1年生相当(12-16歳)の女子です。

     

    HPVワクチンには、サーバリックス®(2価ワクチン)とガーダシル®(4価ワクチン)があり、いずれも3回の接種が推奨されています。

    (HPVワクチン・接種間隔についてはこちらを参照)

     

    特に高校1年生は定期接種対象者の最終学年です。

    今年が無料で接種できる最後のチャンスにです。


    3回とも定期接種として接種を完了させるには、9月中に1回目の接種を開始する必要があるため、いま高校1年生の方やその保護者の方は、早めに予防接種の予約をご検討ください。接種の開始時期が遅れた場合、来年3月末までの接種分は無料ですが、4月1日以降に接種した分は自費となりますのでご注意ください。

     

    なお、任意接種(自費)として接種する場合は、サーバリックス®は9歳以上、ガーダシル®は10歳以上から接種が可能です。接種の上限は26歳を目安にしている国もありますが、26歳以上でも接種可能ですので、ご希望のある方は、HPVワクチンを扱っている医療機関へお問い合わせください。 

     

    HPVワクチンは2013年6月より"積極的勧奨"が中止されていますが、これは、"接種対象者に問診票や接種を推奨する案内などを行政から直接出すこと"が控えられている、ということを意味します。

    今も定期接種として推奨されているワクチンであることに変わりはありません。


    HPVワクチンの効果は,子宮頸がんの前癌病変を予防することが科学的に証明されており、HPVワクチンがきちんと接種されている諸外国では,子宮頸がんの発生率が低下しているデータが示されています。

    副反応が心配な方は事前に接種する医療機関に相談するか、下記資料をご参考にしてください。

     

    参考資料 

    ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて  こどもとおとなのワクチンサイト