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ワクチンと病気について

ワクチン情報

成人用三種混合(Tdap) 

  • 2018.06.01
  • 任意接種
  • 不活化ワクチン
  • 成人
  • 妊婦・妊娠可能な女性
  • 渡航者
  • 無脾・脾摘
  • 腎不全・透析
  • 糖尿病

Tdapについて  

商品名:Boostrix®, Adacel®


 思春期・成人に接種しても安全な成人用三種混合(百日せきジフテリア破傷風混合)ワクチンです。日本では未承認のワクチンのため接種を希望する際は輸入ワクチンの取り扱いのある医療機関で接種します。日本でも平成30年1月に三種混合ワクチン(トリビック®)の販売が再開されました。詳細についてはこちら(DPTワクチンについて)をご覧ください。

予防できる病気

百日咳、破傷風、ジフテリア

ワクチンの種類

不活化ワクチン

Boostrix®(対象年齢:10歳以上)

Adacel®(対象年齢:11-64歳)

定期/任意/輸入

輸入ワクチン

接種回数

1回以上(10歳以降に三種混合ワクチンの追加接種目的に使用)

接種量

0.5ml

接種間隔

下記参照

費用

1回約1万円(施設により異なる)

ワクチンの効果

 DPTまたはDPT-IPVワクチンを接種しても、百日咳の免疫効果は4-12年で低下し、感染する可能性がでてきます1)。日本では百日咳に対する定期予防接種は乳幼児期にしかないため、成人で百日咳が流行していることが問題となっています1)。百日咳含有ワクチン(Tdapまたはトリビック®)を10歳以降に追加接種すると、百日咳の抗体が再度上昇し、百日咳感染の予防につながります。

 

どんな人にお勧め?

 すべての思春期・成人に百日咳含有ワクチンの追加接種が望ましいです。とくに乳児に接触する可能性のある子どもや成人(妊婦・その家族)、医療従事者は優先度が高いです。また、米国の留学の際は留学先から接種を推奨されることがあります。

 

 欧米では乳幼児期に日本でいうDPTワクチンを4回定期接種した後、4-6歳と11-18歳でTdapを2回追加し、少なくとも計6回定期接種しています2)。加えて、百日咳に感染すると重症化し命の危険がある乳児を世話することになる妊婦には、妊娠毎にTdapを接種することが米国では推奨されています3)

 

接種スケジュール作成のポイント

 DTワクチンを接種後、5年以上経過してからの方が副反応が出にくいと言われていますが、基本的にはいつでも問題ありません。学童または成人での1回の追加接種後、数年毎に接種すべきかの推奨はまだはっきりしていませんが、10年毎にTd(破傷風ジフテリア)ワクチンの接種が米国では推奨されており、そのうち1回は百日咳含有ワクチンにすることが強く推奨されています2)。他のワクチンとの同時接種も可能ですが、詳細はTdapの取り扱いのある医療機関でご相談ください。

 

ワクチンの副反応

ワクチン接種による一般的な副反応以外に、Tdapに特異的な副反応報告はありません。

 

ワクチンの禁忌

 TdapやDTP、DPT-IPVワクチンによる強いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある場合以外に禁忌はありません。


参考サイト

1)海外の百日せき含有ワクチンの予防接種スケジュールと百日咳対策.   国立感染症研究所.


2)学童期の破傷風・ジフテリア・百日咳予防について. 米国疾病予防管理センター(CDC).  (英語)

3) Tdapについて.(英語) 米国疾病予防管理センター(CDC).