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ワクチンと病気について

ワクチン情報

A型肝炎ワクチン

  • 2018.06.01
  • 任意接種
  • 不活化ワクチン
  • 渡航者
  • 無脾・脾摘
  • 腎不全・透析
  • 糖尿病

A型肝炎ワクチンについて 

商品名:国産ワクチン:エイムゲン®  

    輸入ワクチン:HAVRIX®、VAQTA®、AVAXIM®、EPAXAL®  

    輸入混合ワクチン:Twinrix®(A型肝炎/B型肝炎)、ViaTim®(A型肝炎/腸チフス)

 

予防できる病気

A型肝炎

ワクチンの種類

不活化ワクチン

定期/任意/輸入

任意接種(国産ワクチン)・輸入ワクチン

接種回数

国産ワクチン:3回

輸入ワクチン:2回

接種量

国産ワクチン:0.5ml

輸入ワクチン:0.5-1.0ml

接種間隔

国産ワクチン(エイムゲン®):

 初日、2-4週間後、24週間後

輸入ワクチン(HAVRIX®):

 初日、6-12ヶ月後

費用※

1回約1万円前後(施設により異なる)

※費用については国産ワクチンについての参考価格です。輸入ワクチンについては各医療機関へ問い合わせて下さい。

 

ワクチンの効果

 国産ワクチン(エイムゲン®)は安全で効果が高いワクチンの1つです。3回の接種でほぼ100%の抗体獲得が期待できます。3回接種するとその後約5年は効果が持続しますが、その後抗体価がさがるため、感染リスクがある場合は 5-10年ごとの追加接種(1回)が推奨されます。

 輸入ワクチン(HAVRIX®)は1回の接種でほぼ100%の抗体獲得が 1年以上期待できますが、もう  1回追加接種をすることで、15−20年以上の抗体が維持されます。

 

どんな人にお勧め?

 基礎疾患に慢性の肝障害がある人(B/C型肝炎・肝硬変など)や高齢者は重症化しやすいため、予防接種による予防が推奨されます。また高齢者も重症化しやすいことから対象となります。

 A型肝炎が流行している国2)へ旅行する際も、接種が強く推奨されます。A型肝炎は途上国を含め世界的に散発的に流行しており、ウイルスも環境中に長期滞在するからです。

 米国では小児の定期接種に含まれており、その他、上記患者さんにも積極的に接種され、実際にA型肝炎の報告数が激減しています。

 2013年3月から、エイムゲン®の添付文書改定によりそれまで 16歳以上のみの適応でしたが、小児(主に1歳以上)への接種も可能となりました。

 

接種スケジュール作成のポイント 

 国産ワクチンは2回接種後2週間程度で免疫がつくため、海外渡航の際は出発1−2

か月前までに受診し、接種を開始するのが理想的です。3回目の接種は帰国後でも問題ありません。

 海外渡航までに時間がない場合は、2週間あけて2回目の接種を行うことも可能です。

 輸入ワクチン(HAVRIX®)は1回の接種で免疫がつくため、出発2週間前に接種することで1年効果が持続します。初回接種から6か月以降に2回目を接種することで、約15年効果が持続します。

 なお、接種間隔があいてしまっても、最初からやり直す必要はなく、不足分の接種を行うことで免疫獲得が可能です。

 

ワクチンの副反応

 ワクチン接種による一般的な副反応以外に、特別な副反応の報告はありません。

 

ワクチンの禁忌

 A型ワクチンでアナフィラキシーを起こした人以外は、特に禁忌はありません。

 

その他

 A型肝炎の輸入ワクチンには、HAVRIX®以外に、VAQTA® (MERCK社)、AVAXIM® (Sanofi pasteur社)、EPAXAL® (Crucell社)があります。また、腸チフスとの混合ワクチン (ViaTIM®)、B型肝炎との混合ワクチン (Twinrix®)などもあります。ご希望の際は取り扱いのある医療機関にご問い合わせ下さい。


参考サイト

1)トラベラーズワクチンとしてのA型肝炎ワクチン 国立感染症研究所


2)〜A型肝炎流行国について〜
  感染症についての情報 A型肝炎 FORTH 厚生労働省検疫所