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ワクチンと病気について

ワクチン情報

ロタウイルスワクチン

  • 2018.06.01
  • 任意接種
  • 生ワクチン
  • 小児

ロタウイルスワクチンについて

商品名:ロタリックス®内用液(経口弱毒化生ヒトロタウイルスワクチン)

    ロタテック®内用液(5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン)

 

予防できる病気

ロタウイルス胃腸炎

ワクチンの種類

生ワクチン、経口(飲む)ワクチン

定期/任意

任意接種(自治体によっては助成があります)

接種回数

・ロタリックス®内用液:2回

・ロタテック®内用液:3回

接種間隔

・ロタリックス®内用液

生後6週以降に初回接種(1回目)、4週間以上の間隔をおいて2回目を内服。2回目は、遅くとも生後24週までに終了。

・ロタテック®内用液

生後6週以降に初回接種(1回目)、4週間以上の間隔をおいて2、3回目を内服。3回目は、遅くとも生後32週までに終了。

いずれのワクチンも生後14週6日までに1回目を内服することが推奨されています。

接種量

・ロタリックス®:1回1.5mL

・ロタテック®:1回2mL

費用

①ロタリックス®:1回およそ12000-15000円(施設により異なる)

②ロタテック®:1回およそ8000円-10000円(施設により異なる)

どちらのワクチンも自治体によっては接種費用の助成制度があります

 

ワクチンの効果
・ロタウイルスワクチンの効果は、ロタウイルス胃腸炎の重症化を予防できることです。

 日本では上記2種類のロタウイルスワクチンが承認されていますが、接種回数が異なります。
いずれも経口(飲む)ワクチンで、接種によりロタウイルスに対する抗体ができ、ロタウイルス胃腸炎の重症化を80-90%予防することができます¹。

・乳児期でのワクチン投与によって、少なくとも2年間はこの効果が持続します¹。

 

どんな人にお勧め?
 ロタウイルスにはほぼすべての乳幼児が感染し、初回感染時は重症化するリスクが高いため、ワクチンの禁忌となる状態以外のすべての赤ちゃんに接種をお勧めします。

 

接種スケジュール作成のポイント
 生後6週以降に、できるだけ早く(生後14週6日まで)に1回目を接種(初回接種)することが勧められています。その後、4週間隔で接種します。

ロタリックス®は遅くとも生後24週までに2回目の接種を終了して下さい。

ロタテック®は遅くとも生後32週までに3回目の接種を終了して下さい。

 

ワクチンの副反応
 下痢、易刺激性(すぐに泣いてしまうなど)などの副反応が国内で報告されていますが、いずれも数日以内に回復し、重篤なものはまれです。また、非常に低い確率(0.001-0.002%、乳児10万人中1-2名)²ですが初回接種後に腸重積をおこすことが海外で報告されています。腸重積症と思われる症状(お腹の痛みのため激しく泣く・機嫌が悪いなどの症状が周期的にみられる、お腹がはる、ぐったりする、顔色が悪い、血便がみられる、嘔吐を繰り返すなど)があらわれた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

 なお、ワクチン接種後1週間程度はワクチンウイルスが便中に排泄されます。これにより周りの人が胃腸炎を発症する可能性は低いですが、念のためにおむつ交換など便を扱う時には手洗いをして注意しましょう。

 

ワクチンの禁忌

1.  明らかに発熱しているひと

2.  重篤な急性疾患にかかっているひと

3.  過去にこのワクチンに含まれている成分で過敏症をおこしことがあるひと

4.  過去に腸重積症があったひと

5.  未治療の先天性消化管障害(メッケル憩室など)があるひと

6.  重症複合型免疫不全(SCID)のあるひと

7.  その他予防接種を行うことが不適当な状態にあるひと

下痢または嘔吐の症状がある場合には接種を延期してください。



参考サイト

1)ロタウイルスワクチンに関するファクトシート(平成24年、平成25年)厚生労働省

 ・ロタウイルスワクチンに関するファクトシート

 ・ロタウイルスワクチン作業班 中間報告書



2)ロタウイルスワクチン
 ・WHOポジションペーパー2013(英語、仏語)世界保健機関(WHO)

 ・感染性胃腸炎(特にロタウイルスについて)厚生労働省

 ・ロタウイルスおよびロタウイルス感染性胃腸炎の概要  国立感染症研究所

 ・ロタウイルス感染性胃腸炎とは 国立感染症研究所

 ・経口弱毒化ヒトロタウイルスワクチン 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
 ・5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン 独立行政法人医薬品医療機器総合機構