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ワクチンと病気について

ワクチン情報

黄熱ワクチン

  • 2018.06.01
  • 任意接種
  • 生ワクチン
  • 渡航者

黄熱ワクチンについて 

商品名:黄熱ワクチン®

予防できる病気

黄熱

ワクチンの種類

生ワクチン

定期/任意

任意接種

注)特定の機関でのみ接種が可能です(※下記参照)

接種回数

1回

接種量

0.5ml

接種間隔

1回接種

費用

1回約12,000円(施設により異なる)

※黄熱ワクチンは、原則として検疫所または特殊医療機関のみが接種を行っており、総合病院や大学病院でも接種はできません。また、検疫所には事前の予約が必要です。

詳細は以下をご参照ください。

 FORTH:黄熱の予防接種を行っている検疫所の一覧

 

ワクチンの効果

 黄熱に対する抗体が得られ、黄熱に感染しなくなります。ただし、有効になるのは接種して10日後からです。
 以前は10年ごとに再接種が必要でしたが、2016年11月以降は、1回接種で生涯有効とされました 1)。その前に接種歴がある方も、接種証明証があれば接種しなおしをせず、生涯有効です。予防接種証明証は紛失しないよう保管しておきましょう。

 

どんな人にお勧め?

 ワクチン接種証明書がないと入国審査を通過できない国があります。

 ・黄熱が発生している国(流行国)に入国する方。

 ・飛行機の乗り継ぎで流行国を通過する必要がある方。

 流行国については、厚生労働省検疫所 FORTH  を参照してください

 
 ※黄熱ワクチンの禁忌事項に相当する場合は、黄熱ワクチンが接種できないことを証明する書類の提示が必要です。

 

接種スケジュール作成のポイント

 ワクチン自体は1回接種のみですが、以下の2点に注意が必要です。

1.黄熱ワクチンは生ワクチンなので、接種日から28日間(4週後の同じ曜日)まで他のワクチンが接種できません。渡航のため複数のワクチンを接種する場合、他のワクチンを先に済ませて最後に黄熱ワクチンを接種するなどの工夫が必要になります。

2.黄熱ワクチンの接種証明は、接種10日後から有効です。接種から9日までは接種していても入国審査を通過できませんので、渡航10日前までに接種が必要です。

 

ワクチンの副反応

 接種した局所の腫れやかゆみといった軽度な副作用以外はまれで、基本的にはきわめて安全なワクチンです。まれなものとして、以下の副作用が知られています。

・黄熱ワクチン由来の神経向性疾患(YEL-AND):ワクチン接種後に発生するギラン・バレー症候群や急性散在性脳髄膜炎などの神経障害を総称したもの。おおむね12万人につき1人ですが発症率は高齢者で高く、60~69歳で10万人に1.6人、70歳以上で10万人に2.3人です2)

・黄熱ワクチン関連内臓疾患(YEL-AVD):ワクチン成分のウイルスによる多臓器不全。発症後の致死率は50%以上と非常に高率です。おおむね25万人に1人ですが発症率は高齢者で高く、60-69歳で10万人に1人、70歳以上で10万人に2.3人です2)

 

ワクチンの禁忌 

・生後6か月までの乳児(生後9か月までの乳児も、可能なら見合わせる)

・卵やラテックスに強いアレルギーがある方

また、

・黄熱ワクチンによる強いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある人

・妊娠していることが明らかな人

・明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者,および免疫力抑制をきたす治療を受けている人は禁忌です。

 
 なお、ワクチン接種後2か月間は妊娠を避けてください。


参考サイト

1)黄熱について 厚生労働省検疫所 FORTH

2)日本旅行医学会