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ワクチンと病気について

ワクチン情報

狂犬病ワクチン

  • 2018.06.01
  • 任意接種
  • 不活化ワクチン
  • 渡航者

狂犬病ワクチンについて 

商品名

 国産ワクチン:乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン®

 輸入ワクチン:Rabipur®、VERORAB® など

予防できる病気

狂犬病

ワクチンの種類

不活化ワクチン

定期/任意/輸入

任意接種(国産ワクチンと輸入ワクチンがあります)

接種回数

*「曝露」とは「受傷」のことです

国産ワクチン

 曝露前(事前予防)のため:3回

 曝露後(発症阻止)のため:6回


輸入ワクチン

 曝露前(事前予防)のため:2回

 曝露後(発症阻止)のため:2回〜4回(傷の程度で回数が違う)

接種量

国産:1.0mL RABIPUR®: 1.0mL VERORAB®: 0.5mL

接種間隔

国産ワクチン

 曝露前:4週間隔で2回、更に1回目から6-12か月後に1回 皮下接種

 曝露後:受傷当日、3日、7日、14日、30日、90日目 皮下接種


輸入ワクチン

 曝露前:1回目と7日後に筋肉注射、1回量(0.5mLまたは1.0mL)

     1回目と7日後に皮内注射、0.1mLずつ両上腕に

 曝露後:受傷当日、3日、7日、14〜28日目に皮内注射または筋肉注射
         (傷の程度と曝露前接種の有無で方法と回数が変わる)

費用※

1回約15,000円(施設により異なる)

※費用については国産ワクチンについての参考価格です。輸入ワクチンについては各医療機関へ問い合わせて下さい。

 

ワクチンの効果

 事前にワクチン接種を行うことで(曝露前接種)、野生動物に咬まれたり引っ掻かれたりして狂犬病ウイルスが体内に入った際に、規定の処置とあわせて発症を確実に予防することができます。

 

どんな人にお勧め?

 狂犬病の発生が報告されている国や地域で、哺乳動物と接触する可能性がある場合は事前に曝露前接種を推奨します。実際にそれら動物との接触があった場合は、曝露前接種の有無に関わらず、速やかに曝露後接種ができる医療機関を受診してください。

 
流行国については下記を参照下さい。
   狂犬病の発生状況

 

接種スケジュール作成のポイント

 国産ワクチンの場合、半年にわたって3回接種が必要となるため早期の準備が不可避ですが、有効期間は2年程度とされています。

 一方で輸入ワクチンは、1週間隔で2回接種すれば抗体が得られ、職業上の理由で危険度が高い場合を除けば、追加接種も原則不要とされています。

 

ワクチンの副反応

 ワクチン接種による一般的な副反応以外に、狂犬病ワクチンに特異的な副反応報告はありません。

 

ワクチンの禁忌

 狂犬病ワクチンによる強いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある場合以外に禁忌はありません。


参考サイト

1)狂犬病ワクチンQ&A 国立感染症研究所  NIID

2)狂犬病に関するQ&Aについて 厚労省

3)狂犬病 FORTH

4)WHOポジションペーパー2018年4月20日発行(輸入ワクチンの新しい投与方法)