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ワクチンと病気について

ワクチン情報

新型コロナワクチン

  • 2021.01.25
  • 不活化ワクチン
  • 成人
  • 高齢者
  • 渡航者
  • 医療従事者

国内・海外において、複数のワクチンの開発が行われています。
2021年春から国内で接種が開始されるにあたり、現時点の情報を元にまとめました。
この内容は、今後の新しい知見によって情報の更新があった場合に内容を更新いたします。
 

 予防できる病気

 新型コロナウイルス感染症

 

ワクチンの種類
 

 

ファイザー社

モデルナ社/武田製薬

アストラゼネカ社

ワクチンの種類

mRNAワクチン

mRNAワクチン

ウイルスベクターワクチン

接種回数(接種間隔)

2回(21日間隔)

2回(28日間隔)

2回(28日間隔)

保管温度

-75℃±15℃

-20℃±5℃

2~8℃

開封後の保管条件

室温に溶解後生理食塩液で希釈,希釈後室温で6時間

室温(2~25℃)で6時間

解凍後の再凍結は不可

希釈不要

室温で6時間

2~8℃で48時間

希釈不要

医療機関での保管

・超低温冷凍庫

・ドライアイスで10日以内

冷凍庫(-20℃±5℃)

冷蔵庫

1バイアルの単位

6回分/バイアル

10回分/バイアル

10回分/バイアル

  

接種部位

上腕の三角筋(腕の上側)に筋肉内注射

接種量

 

費用

無料(全額公費負担)

接種場所

原則として、住民票所在地の市町村(住所地)の医療機関や接種会場



ワクチンの効果

2回接種した場合、有症状の新型コロナウイルス感染や検査で診断される新型コロナウイルス感染のリスクを 95%(ファイザー社),94.1%(モデルナ社),90.0%(アストラゼネカ社)減らすことが報告されています。
また,重症化の予防効果もあると報告されています。


どんな人におすすめ?

16歳以上のすべてのひと
特に、新型コロナウイルス感染症の発症による社会への影響が特に大きい職種の人々と、発症すると重症化や死亡のリスクが特に高い人々は、優先的に接種するのが望ましいです。
そのため、国が予定している接種対象と受ける接種順位の見込みは以下のとおりです。

(1)医療従事者等
○ 病院、診療所において、新型コロナウイルス感染症患者(疑い患者を含む。以下同じ。)に頻繁に接する機会のある医師とその他の職員
○ 薬局において、新型コロナウイルス感染症患者に頻繁に接する機会のある薬剤師その他の職員
○ 新型コロナウイルス感染症患者を搬送する救急隊員等、海上保安庁職員、自衛隊職員
○ 自治体等の新型コロナウイルス感染症対策業務において、新型コロナウイルス感染症患者に頻繁に接する業務を行う者

(2)高齢者(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)

(3)高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方

1)以下の①②に該当する方
① 以下の病気や状態の方で、通院/入院している方
 1. 慢性の呼吸器の病気
 2. 慢性の心臓病(高血圧を含む。)
 3. 慢性の腎臓病
 4. 慢性の肝臓病(ただし、脂肪肝や慢性肝炎を除く。)
 5. インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
 6. 血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く。)
 7. 免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む。)
 8. ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
 9. 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
 10. 神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
 11. 染色体異常
 12. 重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
 13. 睡眠時無呼吸症候群

② 基準(BMI 30以上)を満たす肥満の方

2)高齢者施設等の従事者の接種順位
高齢者等が入所・居住する社会福祉施設等(介護保険施設、居住系介護サービス、高齢者が入所・居住する障害者施設・救護施設等)において、利用者に直接接する職員

(4) (1)~(3)に該当しない方


接種スケジュールのポイント

ワクチンによって決められた間隔を開けて、2回接種します。
異なるワクチンの互換性は認められていませんので、1回目と2回目は同じ種類のワクチンを接種します。


また、新型コロナウイルスに感染したことがあっても接種できます。
臨床試験での安全性が確認されています。ただし、接種は退院基準を満たしてから以降の時期になります。1回目を接種したのちに新型コロナウイルスに感染した場合においても上記の推奨は変わりません。

接種後の経過観察

接種後15-30分間の観察時間が推奨されています。
接種後は体調に変化がないか安静にしてお待ちください。

ワクチンの副反応

一般的な副反応は
局所症状:接種部位の痛み、腫れ、発赤、接種した側の脇の下のリンパ節の腫れ
全身症状:発熱、倦怠感、頭痛、寒気、筋肉痛、関節痛

80〜89%の人に局所症状のうちの少なくとも1つ、55〜83%の人に全身症状のうちの少なくとも1つが生じる可能性があると報告されています。症状は,接種後3日以内に起こり、1〜3日で消退します。

重篤な副反応は少ないです。
アナフィラキシーショックの頻度は、10万人に1人で高くありません。
適切に治療が行われれば、実際に予防接種によるアナフィラキシー反応によって亡くなることはほとんどありません。

<接種を受けた後に副反応が起きた場合の健康被害救済制度>

一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が、極めて稀ではあるものの避けることができないことから、救済制度が設けられています。
救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。

ワクチンの禁忌

新型コロナウイルスワクチン接種で重症なアレルギー反応があった人、
ポリエチレングリコール(PEG)を含む薬剤またはポリソルベートに即時型アレルギー歴のある人

その他のワクチンに即時型アレルギーの既往があった場合は、禁忌ではありませんが、リスクを十分に考慮し、接種についてかかりつけ医に相談してください。

参考サイト

1.厚生労働省 新型コロナウイルス感染症のワクチンについて

2.厚生労働省 新型コロナウイルスワクチンの副反応の収集・評価について