ワクチンと病気について
ワクチン情報
破傷風トキソイド
- 2024-06-27
破傷風トキソイドについて
商品名:沈降破傷風トキソイド「生研」®
破トキ「ビケンF」®
破トキ「ビケンF」®
予防できる病気 | 破傷風 |
ワクチンの種類 | トキソイド |
定期/任意/保険適用 | 定期接種 (四種混合(DPT-IPV)ワクチン:生後3か月-7歳半) (二種混合(DT)ワクチン:11-12歳) 任意接種(上記以外) 外傷後の破傷風予防に使用した場合には、保険給付の対象 |
接種回数 | 定期接種:DPT-IPV 4回+DT 1回 任意接種:1回+α (出生年代によっては3回接種が推奨されます:下記参照) |
接種量 | 0.5ml |
接種間隔 | 小児の場合: ・DPT-IPV:①②③の間は20日以上(20-56日)、③④の間は6か月以上(12-18か月)あける ・DT:11-12歳に1回 成人の場合: ・1968年以降の出生の人:10年毎に1回 ・1967年以前の出生または破傷風ワクチン接種歴のない人:基礎免疫として3回接種後、10年毎に1回(①②は3-8週以上、①③は12-18か月あける) |
費用 | 定期接種:無料 任意接種: 4種混合:1回約 10,000円 2種混合:1回約 4,000円 破傷風単独:1回約 3,000円 |
破傷風トキソイドの効果
破傷風の発症を予防できます。
正しく接種すれば、予防率ほぼ100%とされています。
正しく接種すれば、予防率ほぼ100%とされています。
どんな人にお勧め?
基本的にすべてのひとが対象です。
屋外でけが(擦り傷や、血が出ない軽い傷も含みます)をすれば破傷風の可能性がありますので、ほぼすべての人に接種するメリットがあります。特に、「土」などに接触する機会の多い農作業者や工事現場の従事者、不衛生な環境に曝露しやすい被災地域での支援、災害などの際も、破傷風トキソイドの追加接種の重要性は高いです。
屋外でけが(擦り傷や、血が出ない軽い傷も含みます)をすれば破傷風の可能性がありますので、ほぼすべての人に接種するメリットがあります。特に、「土」などに接触する機会の多い農作業者や工事現場の従事者、不衛生な環境に曝露しやすい被災地域での支援、災害などの際も、破傷風トキソイドの追加接種の重要性は高いです。
接種スケジュール作成のポイント
1967年以前に生まれた人は、小児期に破傷風を含むワクチンの定期接種が行われていなかったため、基礎免疫をもっていません。そのためまずは3回接種を推奨します。その後は10年毎に追加接種を受けることが望ましいです。
1968年以降に生まれた方は、小児期に定期接種で三種(または四種)混合ワクチンを接種している世代のため、最終接種から10年経過していれば、破傷風トキソイド(または三種混合ワクチン)を1回、以降10年ごとの破傷風トキソイドの追加接種が望ましいです。
(参照:年齢でみる不足している可能性があるワクチン)
1968年以降に生まれた方は、小児期に定期接種で三種(または四種)混合ワクチンを接種している世代のため、最終接種から10年経過していれば、破傷風トキソイド(または三種混合ワクチン)を1回、以降10年ごとの破傷風トキソイドの追加接種が望ましいです。
(参照:年齢でみる不足している可能性があるワクチン)
破傷風トキソイドの副反応
ワクチン接種による一般的な副反応以外に、破傷風トキソイドに特異的な副反応報告はありません。
破傷風トキソイドの禁忌
破傷風トキソイドによる強いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある場合以外に禁忌はありません。
参考文献・サイト
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